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俳句の中の地域
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#120 上高地、透明感のある水面の風景(長野県松本市) (2023年7月8日執筆) 2001年7月14日、やや曇りがかった空の下の上高地のようすです。少ない写真で当時の記憶も全くといっていい程なく、手がかりに乏しいのですが、おそらく大正池を写したものと思われます。1915(大正4)年に焼岳の噴火によって梓川が堰き止められてできた池は、今日でも清冽な水を湛えて、上高地を象徴する自然の一つとして訪れる人々を魅了しています。
#119 湘南ひらつか七夕まつりの風景(神奈川県平塚市) (2023年7月7日執筆) 2013年7月7日は、日曜日ということもあって、湘南ひらつか七夕まつりが開催中の平塚を訪れました。旧暦の七夕は初秋にあたるため、七夕は本来は秋の季語ということになります。とはいえ、夏空の下に飾られた平塚の七夕飾りはとても壮麗かつ涼やかで、夏の猛々しさや時に梅雨空の下となる現代の季節感にも十分にマッチしているように思われました。
#118 夏空の下、江ノ島の風景(神奈川県藤沢市) (2023年7月6日執筆) 2016年7月5日、ぎらぎらした夏空の下に佇む江ノ島の様子です。この日は朝からたいへんによい天気で、江ノ電を降りて訪れた江ノ島への遊歩道は、多くの観光客が闊歩する状況でした。夏の日差しを受けた海もとても透明感のあるマリンブルーを呈していまして、まさに真夏の海らしい、エネルギーに満ちた表情を見せてくれていました。
#117 梅雨空の下の千鳥ヶ淵の風景(東京都千代田区) (2023年7月5日執筆) 2021年7月4日、観劇のために上京した際、雨の中でしたが皇居周辺を歩きました。桜の名所としても知られる千鳥ヶ淵も、すっかりと葉桜が生長して、瑞々しい緑の中に佇んでいました。梅雨の空や緑の木々の色を反映して、穏やかな翡翠色を湛える千鳥ヶ淵の水面がとても穏やかな印象でした。
#116 古代蓮の里に咲くハスの風景(埼玉県行田市) (2023年7月4日執筆) 2006年7月9日、地元からは利根川の対岸にあり比較的近い場所にある、埼玉県行田市・古代蓮の里を訪れました。公共工事の際に偶然採掘された、約1,400年から3,000年前のものと推定されるハスの種子が自然発芽したものを、「古代蓮の里」として整備した公園に繁殖させているものです。現代に蘇る「古代蓮」は、今も変わらぬやさしい色彩の花を咲かせてくれています。
#115 田んぼアート、ふるさとの風景(埼玉県越谷市) (2023年7月3日執筆) 2017年7月2日、越谷市東郊の東埼玉資源環境組合の建物にある展望台から見下ろした「田んぼアート」の様子です。色の異なる稲を植えることによって、繊細な絵画を水田に描き出します。越谷市では2010年から毎年この場所で田んぼアートをつくっていまして、今年も「家康」をテーマにしたアートを見ることができるとのことです。
#114 紅花が咲く夏の風景(埼玉県桶川市) (2023年7月2日執筆) 2006年7月1日、古くから紅花栽培が行われていたという桶川市を訪れました。市内には往時の文化を再現しようと複数のエリアで紅花がつくられていまして、そのうちのひとつ、べに花ふるさと館では、明治期の旧家と長屋門を改築した建物の周辺でも、写真のような鮮やかな紅花が咲いていまして、梅雨時の季節を彩っていました。
#113 仲夏の平等院鳳凰堂の風景(京都府宇治市) (2023年7月1日執筆) 2022年6月22日、久しぶりに宇治を訪れました。宇治川が悠然とした流れを見せる左岸に佇む平等院鳳凰堂は、平安時代さながらの美しさを今に伝えていまして、仲夏のしめやかな風に吹かれる浄土庭園のしなやかさとともに、凜とした姿が目にまばゆく映りました。シンメトリーの結構も、何度見ても印象的で、平安京から離れた遊興地としての宇治の歴史をも感じさせます。
#112 水田越しの弥彦山の風景(新潟市西蒲区) (2023年6月30日執筆) 2020年6月17日、コロナ禍の時勢でも比較的感染状況が緩やかだった新潟県下に足を伸ばしました。有数の米どころである越後平野が豊かに稲の緑が輝く向こう、弥彦山のたおやかな山並みが重なります。梅雨の合間の晴れ間は、夏の日差しをいっぱいに大地に降り注がせていて、間近の盛夏の雰囲気を一段と感じさせていました。
#111 お台場とレインボーブリッジの風景(東京都港区) (2023年6月29日執筆) 2013年6月1日の、東京・台場の風景です。梅雨を思わせる曇天の下、レインボーブリッジは幕末期に完成した台場の上を颯爽とまたいでいます。沿岸の都市部の多くでは近代以降開発が進み、埋め立てが加速して、そのほぼすべてが人工的に完成した土地です。お台場にも人為的につくられた砂浜があって、現代的な都市のシルエットに向かい合っています。
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