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俳句の中の地域

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#920 筑後川に沈む夕日の風景(福岡県久留米市) (2025年9月15日執筆)

 2014年9月5日、福岡県久留米市の筑後川、夕焼けの風景です。全国の水天宮の総本宮である久留米市の水天宮の近くを流れる九州の大河の夕景は、筆舌に尽くしがたいほどの輝かしさと神々しさを秘めていました。福岡県南部、筑後地方の中心都市として栄え、久留米絣などの伝統工芸や、ブリヂストンの創業地としても知られ、多くの産業と商業が発達する町です。

広き空 秋の入日の 筑後川

筑後川に沈む夕日の風景
筑後川に沈む夕日の風景(2014.9.5撮影)



#919 初秋の鳥取砂丘の風景(鳥取市) (2025年9月14日執筆)

 2007年9月2日、薄曇りの鳥取砂丘を訪れました。有数の規模を誇る鳥取砂丘は、その海辺とは思えない圧倒的なスケール感で多くの人々を魅了します。高さ47メートルの馬の背と呼ばれる砂の丘を、足を砂に取られながらやっとの思いで登り切りますと、眼前に雄大な日本海が広がります。

浜香や 秋の砂丘に 柔き雨

初秋の鳥取砂丘の風景
初秋の鳥取砂丘の風景(2007.9.2撮影)



#918 JR門司港駅の風景(北九州市門司区)  (2025年9月13日執筆)

 2008年9月13日、北九州市門司区のJR門司港駅の風景です。九州における鉄路の玄関口として1914(大正3)年に竣功しました。ネオ・ルネサンス様式のシメントリーの洋風建築で、国の重要文化財の指定を受けます。関門トンネルの完成により現在では玄関口としての機能は失っていますが、周辺の「門司港レトロ」地区のシンボル的な建造物の一つとなっています。

十六夜の月 門司港の レイトショー

JR門司港駅の風景
JR門司港駅の風景(2008.9.13撮影)



#917 会津盆地の田園を行く只見線の列車の風景(福島県会津美里町) (2025年9月12日執筆)

 2025年9月12日、実りの季節を迎えつつある会津盆地の風景です。会津若松から只見線の流域を通過し、新潟県へとつながる只見線の列車が行き過ぎます。沿線人口の減少や自動車交通の普及で多くのローカル線が苦境に立っていますが、只見線もその例に漏れず存立の危機に立っています。

秋光の会津 二両の只見線

会津盆地の田園を行く只見線の列車の風景
会津盆地の田園を行く只見線の列車の風景(2021.9.10撮影)



#916 道頓堀・戎橋の風景(大阪市中央区) (2025年9月11日執筆)

 2019年9月7日、大阪道頓堀の風景です。9月に入ったとは言え、まだまだ残暑の続く大阪の空は、熱量をたっぷりと白みがかった青空の中に偲ばせていました。道頓堀から心斎橋にかけてのエリアは、大阪屈指の繁華街・歓楽街、「ミナミ」の一角として、昼夜を問わず多くの人々で溢れていました。

秋浅し 道頓堀の 白き空

道頓堀・戎橋の風景
道頓堀・戎橋の風景(2019.9.7撮影)



#915 肥後細川庭園、初秋の風景(東京都文京区)  (2025年9月10日執筆)

 2024年9月16日、東京文京区の肥後細川庭園を訪れました。目白台地の末端部の自然景観を取り入れた池泉式回遊庭園です。藩政期は幕臣の邸宅など所有者の変遷を経て、幕末には細川家の下屋敷となっていました。大名庭園の佇まいを今に伝える貴重な庭園として、今日でも多くの人々の目を楽しませています。

露草や 大名庭園に微風

肥後細川庭園、初秋の風景
肥後細川庭園、初秋の風景(2024.9.16撮影)



#914 小樽運河、月夜の風景(北海道小樽市) (2025年9月9日執筆)

 2010年9月19日、ライトアップされる夜の小樽運河を訪れました。戦後のエネルギー変化による産炭量の減少や物流の変化などにより急速に衰退した小樽市街地の負の象徴でもあった運河は、そのレトロな風合いが見直されて再整備され、現在は小樽屈指の観光地として年間・昼夜問わず多くの観光客を惹き付けています。

碧き月 運河に映る 倉庫群

小樽運河、月夜の風景
小樽運河、月夜の風景(2010.9.19撮影)



#913 境港・水木しげるロードの風景(鳥取県境港市) (2025年9月8日執筆)

 2007年9月2日、鳥取県境港を訪れました。有数の漁港として知られる境港ですが、漫画家・水木しげるの出身地としても広く知られます。境港駅前のロータリーから東へ続く道路沿いには、さまざまな妖怪の像があって、訪れる人々を迎えています。このときは中国山地の山間から山陰の諸都市を歩いていまして、それぞれの負う歴史の多様性に触れました。

鬼灯や 水木しげるロードの雨

境港・水木しげるロードの風景
境港・水木しげるロードの風景(2007.9.2撮影)



#912 窯元の煙突とトンバイ塀の見える風景(佐賀県有田町) (2025年9月7日執筆)

 2014年9月5日、佐賀県有田町を散策しました。日本のみならず、世界的にも知られる有田焼の産地です。トンバイ塀とは、登り窯をつくるために使用する耐火煉瓦の廃材などを赤土で塗り固めた塀で、トンバイはその耐火煉瓦のことを指します。有田の町並みの裏通りにはそのトンバイ塀が残されていて、焼き物の町の独特の景観を形作っています。

虫の音や 煙突に草生い茂る

窯元の煙突とトンバイ塀の見える風景
窯元の煙突とトンバイ塀の見える風景(2014.9.5撮影)



#911 花之江の郷・コスモスの風景(栃木県栃木市) (2025年9月6日執筆)

 2008年9月20日、栃木県栃木市(撮影当時は都賀町)の花之江の郷に出かけました。16,000坪の広さに約800種の野生の草花が四季折々に彩る植物園では、秋の花々が見ごろを迎えていまして、写真のコスモスも、のびやかな桃色や白を、美しい夕映えの空に透かせていました。

コスモスや 夕映のベンチの影絵

花之江の郷・コスモスの風景
花之江の郷・コスモスの風景(2008.9.20撮影)

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