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俳句の中の地域

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#390 八瀬川の桜、ライトアップされた風景(群馬県太田市) (2024年4月3日執筆)
 
 地元太田市の春をフィーチャーしてきたシリーズの最終は、2022年4月2日、ライトアップされた八瀬川の桜の風景です。市街地をゆったりと流れる川沿いに続くソメイヨシノの並木は、満開となると得も言われぬ美しさをいっぱいにその身に纏って、艶やかな夜の桜絵巻を完成させていました。
 
夕桜満つ 街灯の点滅す

八瀬川の桜、ライトアップされた風景
八瀬川の桜、ライトアップされた風景(2022.4.2撮影)



#389 山桜の咲く金山の風景(群馬県太田市) (2024年4月2日執筆)
 
 2023年4月3日、金山山頂の物見台から眺望した、金山北面の丘陵地の写真です。新緑がやわらかに芽吹いて早緑色を呈していく中で、山桜のやさしい桜色がアクセントのように点々とあって、あたたかな春色の森へと昇華させています。冷たかった風も徐々にその熱量を上げて、初夏への階段を上っていくようです。
 
山桜 早緑匂ふ 丘の道

山桜が咲く金山の風景
山桜が咲く金山の北斜面の風景(2023.4.3撮影)



#388 金山に咲く水芭蕉の風景(群馬県太田市) (2024年4月1日執筆)
 
 2020年4月4日、金山の水道山と呼ばれるエリアの下、東山ハイキングコースの脇の谷間に生える水芭蕉を撮影しました。尾瀬など、高地の湿原に咲く印象のある水芭蕉ですが、水の多い谷地などに生育できる植物で、早春のこの時期に、みずみずしい白の花を咲かせてくれています。
 
宵闇の 谷地田に息吹く 水芭蕉

金山に咲く水芭蕉の風景
金山に咲く水芭蕉の風景(2020.4.4撮影)



#387 金山を望む麦青む風景(群馬県太田市) (2024年3月31日執筆)
 
 2020年3月30日、地元太田市を散策する中で、麦の青々と育つ水田の向こうに、市の中心に聳える金山(かなやま)を望む構図です。群馬県内は火山灰性の土壌や、冬に乾燥した晴天が続くなどの環境のため、稲作と小麦の二毛作が伝統的に行われていまして、水田に麦が育っていく風景は、この季節の風物詩とも言えるすがすがしい光景でもあります。
 
麦青む 金山望む 薬師堂

金山を望む麦青む風景
金山を望む麦青む風景(2020.3.30撮影)



#386 菅塩沼の桜の咲く風景(群馬県太田市) (2024年3月30日執筆)
 
 2020年3月30日、地元の人々に愛される桜の名所、菅塩沼の桜を観に行きました。周囲は穏やかな丘陵地となっていまして、若葉が少しずつ芽吹く森は、満開のソメイヨシノの並木に潤いを与えていました。菅塩沼は谷地を堤で堰き止めた農業用の溜池で、そこに植えられた桜の木は、土手の補強という意味もあったのではないかと想像します。
 
溜池の堤の花や 煙雨の日

菅塩沼の桜の咲く風景
菅塩沼の桜の咲く風景(2020.3.30撮影)



#385 山躑躅の蕾と芽吹の森の風景(群馬県太田市) (2024年3月29日執筆)
 
 写真は2021年3月31日、太田市の金山山頂付近で撮影した、山躑躅の蕾です。ここ数年は春の訪れが早く、3月末でも日当たりのよい場所では山躑躅の開花が進んでいました。周囲の森は淡い緑色を枝の端々に染めさせていまして、まさに芽吹の季節を前に、しなやかな色彩に包まれていました。
 
山躑躅の蕾の緋色 靄の森

山躑躅の蕾と、芽吹の森の風景
山躑躅の蕾と芽吹の森の風景(2021.3.31撮影)



#384 ムラサキハナナと早春の森の風景(群馬県太田市) (2024年3月28日執筆)
 
 2013年3月28日、太田市街地を散策する中で、早春の森をバックに美しい紫色の花を咲かせる大根の花を見かけました。多く見かけるこの紫色の花は、大根の花に似ていることからハナダイコンとも呼ばれますが、実際はそれとは別種の植物で、正式には「オオアラセイトウ」、通称でムラサキハナナと呼ぶものであるそうです。
 
擁壁の上 群れる大根の花

ムラサキハナナと早春の森の風景
ムラサキハナナと早春の森の風景(2013.3.28撮影)



#383 丸山薬師のカタクリ群生地の風景(群馬県太田市) (2024年3月27日執筆)
 
 2020年3月30日、コロナ禍の世の中で行動制限となり、地元の春を見つめる取り組みの一環で訪れた、丸山薬師のカタクリ群生地のようすです。群生地は保護されているため、近づくことができず、写真のような構図での撮影となりました。早春をしっとりと彩る片栗の花は、穏やかな季節感を象徴する存在だと改めて実感しました。
 
片栗の小さき花落つ 巨樹の下

丸山薬師のカタクリ群生地
丸山薬師のカタクリ群生地の風景(2020.3.30撮影)



#382 冠稲荷神社の木瓜の風景(群馬県太田市) (2024年3月26日執筆)
 
 2009年3月28日、太田市細谷町に鎮座する冠稲荷神社を訪れました。境内には、写真のような巨大な株となった木瓜の木が植えられていまして、早春から仲春にかけて見事な 紅色の花を咲かせます。県指定の天然記念物でもある大木瓜は、この日もあでやかな温かさに包まれるようにたくさんの花を付けていました。
 
傘敲く 雨音柔し 木瓜の花

冠稲荷神社の木瓜
冠稲荷神社の木瓜の風景(2009.3.28撮影)



#381 八瀬川の桜の風景(群馬県太田市) (2024年3月25日執筆)
 
 2018年3月28日、太田市街地を流れる八瀬川沿いの桜の風景です。地元でも有数の桜の名所として知られる場所でして、時季には多くの人々が散策に訪れる場所です。桜の季節以外でも、北に隣接する大光院や金山などの古刹・自然にも触れられる穏やかな散歩道として、ゆったりとした時間を過ごせる場所です。
 
市街地の旧道をゆく 花日和

八瀬川の桜の風景
八瀬川の桜の風景(2018.3.28撮影)

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