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俳句の中の地域
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#40 春の高山祭、絢爛豪華な屋台(岐阜県高山市) (2023年4月19日執筆) 2019年4月14日、平成最後となる飛騨高山の山王祭(春の高山祭)に遠征しました。この日は徐々に雨脚が強くなる予報で、一部の祭礼が中止になっていた記憶があります。周知の通り、翌年からはコロナ禍となり、しばらく祭り自体が中止となる時期が続くこととなります。その直前に、鮮やかな屋台が並ぶ景色を見届けることができたのは、幸せなことだったのだと、述懐しているところです。
#39 花見山公園、桜色の饗宴(福島市) (2023年4月18日執筆) 2008年4月12日、福島市の花見山公園に出かけました。花見山公園は、花卉園芸農家がおよそ70年かけてその私有地に桜やレンギョウ、ボケ、モクレン、ハナモモなどを植栽し、つくりあげた樹園地です。山全体が萌える春色に染まる様子は、筆舌に尽くしがたい光景です。公園として一般に開放されており、特に春は多くの観光客が訪れる場所となっています。
#38 五泉市・チューリップ畑の清爽(新潟県五泉市) (2023年4月17日執筆) 2008年4月20日、新潟県・越後平野東部にある五泉市のチューリップ畑を訪れました。チューリップは新潟県の花であり、仲春には各地で写真のような大規模な畑で種々のカラフルなチューリップを観賞することができます。栽培用のため、花は刈り取られてしまう運命で、そうした雰囲気と、チューリップの色から赤みがかった陶器の冷たさへと発想を転換してみました。
#37 根津神社・つつじが輝く風景(東京都文京区) (2023年4月16日執筆) 2019年4月15日は、都内の医療機関で検査を受けていまして、その帰りに見頃を迎えていた根津神社のつつじを鑑賞しました。春の穏やかな日差しが降り注ぐ境内には台地の縁の段差があって、その高低差を活かして立体的につつじが配されています。そのボリューム感もさることながら、さながら庭園を歩くような感覚となる境内の美しさに、少し心が和んだのを覚えています。
#36 三春滝桜・夕刻の艶姿(福島県三春町) (2023年4月15日執筆) 2005年4月23日撮影の、福島県三春町・滝桜の様子です。宮城県南部を訪れた帰路、まだ時間があったので磐越道を東へそれて、三春の滝桜を訪れたものです。三春の地名は、一説には梅、桜、桃が一気に咲き、三つの春が同時に訪れるためと言います。春の申し子のような地にて極上のきらめきを見せる滝桜は、春本番のクライマックスに、この上のない桜色を夕日にたなびかせていたように思います。
#35 造幣局・桜の通り抜け(大阪市北区) (2023年4月14日執筆) 2017年4月15日、夕方の大阪市・造幣局・桜の通り抜けへとやってきました。大阪の春の風物詩である、この桜の通り抜けは、造幣局の敷地内に植えられた八重桜を中心とした桜の並木道を一般に開放するものです。構内を一方通行で歩いて桜を観ることからこの名があるようです。約140種、およそ340本もの桜が咲く姿は圧巻で、都会の只中の地域に絢爛さを演出していました。
#34 粉河寺中門、桜と新緑の風景(和歌山県紀の川市) (2023年4月13日執筆) 2017年4月15日は、奈良県内の桜を巡った後に、和歌山県の紀ノ川流域へと至りました。和歌山県紀の川市粉河にある粉河観音宗の総本山の寺院は、桜はやや盛りを過ぎていましたが、入れ替わるようにカエデが新緑の若葉を繁らせていまして、古刹の堂宇を穏やかに彩っていました。
#33 又兵衛桜(本郷の瀧桜)、満開のシダレザクラ(奈良県宇陀市) (2023年4月12日執筆) 2017年4月15日は、深夜に地元を出発して一路東へ、奈良県内の桜を見に自家用車を走らせました。早朝に着いた宇陀市の又兵衛桜は、写真のようにまさに満開を迎えていまして、朝早い時間ながら、既にたくさんの人々がこの見事なシダレザクラを観に訪れていました。大坂夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛の屋敷跡にあると伝わることから、地域では「又兵衛桜」と呼ばれて親しまれています。
#32 羊山公園、芝桜と武甲山の見える風景(埼玉県秩父市) (2023年4月11日執筆) 2009年4月10日、快晴の秩父市・羊山公園を訪れました。有名な芝桜は場所によっては一面に開花しているところもあって、秩父のシンボルである武甲山を望む風景はまさに極上の春色のグラデーションに彩られていました。芝桜はしばしば町中における花壇などでも見られることから、明るい日差しの下、観劇終わりのひとときを俳句にしてみました。
#31 こいのぼりの里まつりと桜の風景(群馬県館林市) (2023年4月10日執筆) 2008年4月6日、館林市役所近くの鶴生田川にいっせいに渡されたこいのぼりの様子を撮影したものです。端午の節句の前後、桜が満開になる時期あたりから、市内各地の川において、大々的に実施されるイベントです。季節的には晩春にスタートし、立夏を経て5月上旬まで行われるため、俳句にするのにやや考えましたが、「夏近し」の季語に託し、絵画の色へと発想を飛ばしてみました。
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