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俳句の中の地域

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#580 浜松駅前・アクトシティ浜松を望む風景(浜松市中央区) (2024年10月10日執筆)

 2018年10月8日、浜松駅前・アクトシティ浜松の超高層ビルを撮影しました。浜松は、静岡県内では県庁所在都市の静岡市を上回る人口規模を持つ中核都市です。楽器の町としても知られる浜松で、この施設はホールを含む複合施設になっていまして、駅前にも音符をモチーフとしたモニュメントがあったのも印象的でした。
 
空澄む日 コンサートホールの回廊

浜松駅前・アクトシティ浜松を望む風景
浜松駅前・アクトシティ浜松を望む風景(2018.10.8撮影)



#579 旧新橋停車場の風景(東京都港区) (2024年10月9日執筆)

 2022年10月12日、いわゆる「汐留シオサイト」の再開発地区内に復元された、日本最初の鉄道駅・旧新橋停車場を訪ねました。1872(明治5)年、新橋・横浜駅(現在の桜木町駅に相当)間に開業した鉄道ですが、この施設は往時の新橋駅の様子を再現するものです。その後鉄路は飛躍的に国内に展開されていくこととなり、その黎明期の輝きを感じることができます。
 
行く秋や ビルの谷間の ホーム跡

旧新橋停車場の風景
旧新橋停車場の風景(2022.10.12撮影)



#578 奥日光・竜頭の滝の風景(栃木県日光市) (2024年10月8日執筆)

 2016年10月16日、奥日光・竜頭の滝を訪れました。紅葉の奥日光はたいへんな混雑になることが通例で、奥日光への入口にもなっている「いろは坂」は例年週末を中心に激しい渋滞に見舞われます。華厳の滝、湯滝とともに知られる竜頭の滝は、湯ノ湖から流れる湯川が中禅寺湖に落ちる手前にあります。巨大な岩を分けるように二手に分かれる様子が、周囲の紅葉と相まって、飽きらしい情趣溢れる景観を作り出しています。
 
露寒や 竜頭の滝に 小糠雨

奥日光・竜頭の滝の風景
奥日光・竜頭の滝の風景(2016.10.16撮影)



#577 岩槻城裏門の見える風景(さいたま市岩槻区) (2024年10月7日執筆)

 2017年10月15日、さいたま市岩槻区にある岩槻城址公園内にある岩槻城裏門を撮影しました。岩槻城の遺構は明治維新後その大半が棄却されましたが、この門は民間に払い下げられていたものを市が寄贈を受け、この場所に移築復元したものです。城内における詳しい位置は分かっておらず、「裏門」としてのみ伝わっているものなのだそうです。
 
秋夕の城門 雨の散歩道

岩槻城裏門の見える風景
岩槻城裏門の見える風景(2017.10.15撮影)



#576 今成橋(佐田沈下橋)の風景(高知県四万十市) (2024年10月6日執筆)

 2021年10月17日、最後の清流とも呼ばれる、四万十川流域を訪れました。沈下橋は欄干のない橋で、水量が増せばそのまま水に沈むことで流失を抑止する構造になっています。今成橋(通称、佐田沈下橋)は、四万十川流域に架かる47の沈下橋の最下流に位置する橋です。圧倒的な壮大な渓谷の風景に溶けこむ橋は、地域の歴史を自然の有り様を如実に物語っていました。
 
秋晴や 一直線なる 沈下橋

今成橋(佐田沈下橋)の風景
今成橋(佐田沈下橋)の風景(2021.10.17撮影)



#575 国宝・松江城の風景(松江市) (2024年10月5日執筆)

 2014年10月11日、松江市を散策しました。山陰の中心都市としての都市基盤を抱える景観と、城下町としての歴史を今に伝える塩見縄手の風景、そして何より松江の市街地を穏やかにしている宍道湖のたおやかさと、仲秋の松江散策の時間は穏やかに過ぎていきました。写真の松江城ですが、訪問の翌年の2015年に国宝の指定を受けています。
 
晴天の松江城 野菊の真朱

国宝・松江城の風景
国宝・松江城の風景(2014.10.11撮影)



#574 金山大堰の風景(山形県金山町) (2024年10月4日執筆)

 2015年10月17日、山形県北部の内陸にあたる、最上地方の金山町を訪れました。この地域における交通の要衝として栄えたこの町は、旧羽州街道の宿場町もおかれていました。現在では、待ちを流れる用水路である「大堰」がつくる穏やかな町並みでも知られます。錦鯉が放たれる用水路の風景は、みちのくの小邑の奥ゆかしさを演出していました。
 
朝霧や 雨滴を流す 用水路

金山大堰の風景(2015.10.17撮影)



#573 照葉峡の紅葉の風景(群馬県みなかみ町) (2024年10月3日執筆)

 2009年10月18日、みなかみ町の照葉峡(てりはきょう)の紅葉を観に行きました。秋の穏やかな日差しを受けた谷間の紅葉は、とてものびやかに広がって、豊かな森のグラデーションを演出していました。利根川の最上流部、湯ノ小屋温泉のさらに奥の木の根沢がつくる渓流は、清冽な水をしずかに受け入れて、首都圏の水源たる森を支えていました。
 
谿紅葉 虚空に溶ける カンタータ

照葉峡の紅葉の風景(2009.10.18撮影)



#572 木曽川と寝覚の床の風景(長野県上松町) (2024年10月2日執筆)

 2018年10月7日、長野県上松町にある、寝覚の床(ねざめのとこ)の写真です。木曽川が花崗岩の地質を侵食してできた奇勝で、国の名勝、日本五大名峡のひとつにも数えられています。花崗岩に特徴的な、直方体状に浸食される「方状摂理」が見られます。そのダイナミックな景勝と木曽川の美しい流れが、木曽谷のたおやかな自然を物語っていました。
 
午後は雨 寝覚の床の 花紫苑

木曽川と寝覚の床の風景
木曽川と寝覚の床の風景(2018.10.7撮影)



#571 掛川城天守閣の見える風景(静岡県掛川市) (2024年10月1日執筆)

 2014年10月18日、静岡県掛川市の市街地を歩きました。東海道の掛川宿や掛川城の城下町として町場を形成してきたまちです。町を見下ろすようにつくられた天守閣は、1994(平成4)年に日本初の本格木造天守閣として復元されたものであるとのことです。穏やかな秋空の下、石垣の上に佇む城は藩政期の気風を今に伝えているようでした。
 
秋高し ライブ前 城下を歩く

掛川城天守閣の見える風景
掛川城天守閣の見える風景(2014.10.18撮影)

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