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俳句の中の地域
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#590 福泉寺境内から遠野盆地を望む風景(岩手県遠野市) (2024年10月20日執筆) 2017年10月8日、岩手県遠野を訪ねました。秋田県横手市増田を訪問後、高速道路で一路遠野に向かい、盆地いっぱいに稲穂が広がる民話の里の秋景に酔いしれました。桜や紅葉の名所としても知られる福泉寺境内からは写真のように遠野盆地を望むことができまして、秋の大空に照らされた水田の黄金色は極上の秋の色彩を呈していました。
#589 関八州見晴台から奥武蔵の山々を望む風景(埼玉県飯能市) (2024年10月19日執筆) 2012年10月7日、快晴の夕刻に訪れた、関八州見晴台からの眺望です。関八州とは、関東地方の旧国(武蔵、相模、上総、下総、安房、常陸、下野、上野)を総称した呼び名で、関東を広く望むことができることからの命名です。写真の右端のピークは秩父の名峰・武甲山です。穏やかな晴天下の山々は空の青に滲むようにたゆたっているように見えました。
#588 定禅寺通・夕日の沈む風景(仙台市青葉区) (2024年10月18日執筆) 2012年10月7日、仙台市中心部・定禅寺通の夕日の沈む風景です。杜の都先代を象徴する欅並木の美しい通りで、冬季のSENDAI光のページェントをはじめとした、多くのイベントも開催される、市民の憩の場でもある通りです。徐々に緑から茶色へと色を変えつつある並木の樹冠は明るい夕日を受けて、秋から冬へと進む季節の色合いを表現していました。
#587 横須賀・ヴェルニー公園の風景(神奈川県横須賀市) (2024年10月17日執筆) 2010年10月24日、横須賀港を望むヴェルニー公園を散策しました。公園の名は横須賀海軍施設などの建設を指導し、近代化に貢献したフランス人技師レオンス・ヴェルニーに由来します。フランス庭園の様式を取り入れた園内からは、軍港として発達してきた歴史を持つ横須賀港を望みます。
#586 萬福寺・雪舟庭園の風景(島根県益田市) (2024年10月16日執筆) 2014年10月12日、島根県西部の益田市の市街地を歩きました。中世に存立した城下町を起源に持つ益田の町には、重要文化財指定を受ける寺院や名勝もあって、貴重な歴史的資源に触れられる場所でした。萬福寺の庭園は、晩年を当地で過ごしていた雪舟の手によるものと伝えられます。かつては物流の大動脈でもあった日本海に面する地域は、現在では想像もできないくらい、豊かで文化的な資質に溢れていました。
#585 赤蕎麦の花が咲く風景(群馬県中之条町) (2024年10月15日執筆) 2012年10月6日、群馬県北部の中之条町で見た、赤蕎麦畑の写真です。背景の特徴的な山容の山は有笠山です。現在でも中之条町で赤蕎麦の花が咲く風景が見られるのかは判然としませんが、高地の秋を鮮やかに彩る蕎麦の赤色は、小さい花びら一つひとつに濃厚な深緋色(こきひいろ)を宿して、やがて来る紅葉の季節を予感させていました。
#584 発荷峠展望台から望む十和田湖の風景(秋田県小坂町) (2024年10月14日執筆) 2002年10月19日、秋田県と青森県に跨がる十和田湖の風景です。秋田県側に位置する発荷峠展望台から、晩秋の曇り空にやや鈍色に沈む十和田湖を望んでいます。十和田湖は全体が火山がつくる窪地に水がたまったいわゆるカルデラ湖ですが、南岸に突き出た中山半島の東側の窪地も別な火山活動によるカルデラで、複数のカルデラからなる特徴的な地形で成り立っていることでも知られます。
#583 旧中山道碓氷峠越え・覗から坂本宿を望む風景(群馬県安中市) (2024年10月13日執筆) 2020年10月21日、旧中山道の碓氷峠越えを、群馬県側の旧坂本宿から歩き始めて、峠を越えて長野県側の軽井沢宿へと進む山行を行いました。碓氷峠は群馬県側は急登、長野県側は緩やかな勾配の、いわゆる片峠の地形をなしています。その坂本を出てから間もなくの急坂をのぼると、「覗(のぞき)」と呼ばれる場所に行き着きます。ここからは写真のように坂本宿の家並をきれいに望むことができまして、多くの通行者がその美景に癒やされたことでしょう。
#582 裏磐梯・五色沼に映る空と紅葉の風景(福島県北塩原村) (2024年10月12日執筆) 2014年10月29日、福島県裏磐梯の五色沼を訪れました。磐梯山を望む湖沼は、さまざな色彩を見せることで知られていますが、この日は岸辺の紅葉を穏やかに返すように、秋空と雲とをその水面にクリアに再現していました。晩秋の高原は風も冬の冷たさを宿していて、磐梯山の山肌には既にうっすらと積雪が認められました。
#581 佐田岬から九州・佐賀関を望む風景(愛媛県伊方町) (2024年10月11日執筆) 2021年10月16日、愛媛県伊方町、佐田岬付近から九州の大分県佐賀関を望む風景です。四国本土から細長く半島状に伸びた佐田岬の先、九州側の佐賀関との間は豊予海峡と呼ばれます。海峡幅は約14キロメートルで、北の瀬戸内海(伊予灘)と南の宇和海とを分かちます。海と台地との多彩な景観が見られる我が国にあって、リアス海岸を擁する山稜が細長く続く佐田岬半島のそれは唯一無二の奇景であると思います。
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