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俳句の中の地域

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#620 淀屋橋からみた大阪・中之島の夜景(大阪市北区) (2024年11月19日執筆)

 2014年11月23日、大阪都心部の中之島の夜景です。中之島は堂島川と土佐堀川に囲まれた旧淀川の中洲で、市役所をはじめ多くの業務系ビルが屹立する大阪の中心業務地区です。淀屋橋は土佐堀川に架かる御堂筋の橋で、水の都とも称される大阪を象徴するような、水辺の風景を感じられる場所です。
 
冬の月 ライブ終わりの 淀屋橋

淀屋橋からみた大阪・中之島の夜景
淀屋橋からみた大阪・中之島の夜景(2014.11.23撮影)



#619 西宮神社、七五三の季節の風景(兵庫県西宮市) (2024年11月18日執筆)

 2006年11月24日、初冬の西宮神社の拝殿の様子です。えびすさまの総本社として知られ、「福男選び」の行われる十日えびすでは多くの参詣者がここを訪れます。1995年の阪神淡路大震災では大きな被害を受けましたが、2000年に再建され現在に至ります。重要文化財指定を受ける大練塀は日本三大練塀のひとつとされる歴史を持ちます。訪れたこの日は七五三の参詣者も多く見られ、初冬のすがすがしい空気に包まれていました。
 
再建の 大練塀や 七五三

西宮神社、七五三の季節の風景
西宮神社、七五三の季節の風景(2006.11.24撮影)



#618 あしかがフラワーパーク・イルミネーションの風景(栃木県足利市) (2024年11月17日執筆)

 毎年恒例の、あしかがフラワーパークのイルミネーションを写した写真です。2018年11月3日の園内の輝きは、クリスマスを間近に控える華やぎに満ちていました。この年、すぐ近くを通過するJR両毛線に新駅・あしかがフラワーパーク駅が開業し、園内へのアクセスも向上、ますます多くの観光客を集めるようになりました。
 
息白し 電飾の象る列車

あしかがフラワーパーク・イルミネーションの風景
あしかがフラワーパーク・イルミネーションの風景(2018.11.3撮影)



#617 福知山城から見た福知山市街地の風景(京都府福知山市) (2024年11月16日執筆)

 2016年11月22日、京都府北部、丹波・丹後地域の中心都市のひとつである福知山市を訪れました。早朝に夜行高速バスで到達した時は霧の中でしたが、日中は冬晴の陽気で、福知山城跡から望む市街地は青空の下、のびやかに展開していました。繊維産業を軸に成長してきた地域の中心都市の現在を体感しました。
 
冬晴のビル群 天守へ登る道

福知山城から見た福知山市街地の風景
福知山城から見た福知山市街地の風景(2016.11.22撮影)



#616 白河関跡、色づく木々との風景(福島県白河市) (2024年11月15日執筆)

 2022年11月3日、福島県白河市の白河関跡での写真です。この年、夏の甲子園で仙台育英高校は優勝し、「初の白河の関越え」の悲願達成として話題になりました。古くは東国から陸奥へ入る関所としての要衝性もあったこの場所は、現在では山里の趣のあるひっそりとした場所で、鎮座する白河神社の狛犬も、間近の冬を見つめていました。
 
狛犬の まとう枯葉や 関所跡

白河関跡、色づく木々との風景
白河関跡、色づく木々との風景(2022.11.3撮影)



#615 小石川後楽園、初冬の色づく風景(東京都文京区) (2024年11月14日執筆)

 2018年11月25日、東京都文京区にある小石川後楽園の初冬の風景です。江戸時代初期、水戸藩江戸上屋敷内に造園された築山潜水回遊式の日本庭園で、いわゆる大名庭園と呼ばれる名園です。現在では都立庭園として一般解放され、四季折々の情趣をみせるとともに、近隣の東京ドームをはじめとした都市の建造物とのコントラストもこの庭の特色の一つとなっています。
 
石蕗の花 大名庭園の茶室

小石川後楽園、初冬の色づく風景
小石川後楽園、初冬の色づく風景(2018.11.25撮影)



#614 ハンターマウンテン塩原、ゴンドラからの紅葉の風景(栃木県那須塩原市) (2024年11月13日執筆)

 2012年11月3日、栃木県那須塩原市のスキー場、ハンターマウンテン塩原、ゴンドラからの紅葉の風景です。日塩もみじラインをドライブする途上で、開場前のゴンドラを紅葉を見るために解放していた同スキー場に立ち寄ったもののようです。色づいた森を雪交じりの風が吹き抜けて、山はすっかりと初冬の装いでした。
 
雪風や 針葉樹林の 淅瀝と

ハンターマウンテン塩原、ゴンドラからの紅葉の風景(2012.11.3撮影)



#613 毘沙門堂門跡の紅葉の風景(京都市山科区) (2024年11月12日執筆)

 2014年11月22日、京都盆地から東山の山並みを越えた山科にある毘沙門堂門跡を訪れました。京都市街地は11月下旬から12月上旬にかけてが紅葉の見頃で、灯りに照らされた参道の紅葉は、とても妖艶な姿を見せていました。門跡とは皇族や公家が住職を務める寺院のことで、毘沙門堂は正式には護法山安国院出雲寺といい、天台宗京都五門跡の一つです。
 
照らされる 門跡寺院の 庭冱つる

毘沙門堂門跡の紅葉の風景
毘沙門堂門跡の紅葉の風景(2014.11.22撮影)



#612 城ヶ島南海岸、馬の背洞門を望む風景(神奈川県三浦市) (2024年11月11日執筆)

 2020年11月26日、神奈川県三浦半島の先端、城ヶ島を訪れました。城ヶ島の南海岸には集落などはなく、岩石海岸が卓越する地形となっています。海岸段丘上を進む遊歩道からは、その岩礁の風景を望むことができます。海食洞である「馬の背洞門」を彼方に俯瞰する景色は、小春日の下凪いだ太平洋に、そのしなやかな輝きを届けていました。
 
笹原と岩礁 午後の小春凪

城ヶ島南海岸、馬の背洞門を望む風景(2020.11.26撮影)



#611 宝徳寺の床もみじの風景(群馬県桐生市) (2024年11月10日執筆)

 2018年11月17日、桐生市の宝徳寺の床もみじを観に行きました。写真のように、寺院の床に庭の紅葉が美しく映り込んでいまして、同寺院は近年「床もみじ」の名所として知られるようになりました。絹織物の産地として発達した桐生の街ですが、近代の歴史を今に伝える美しい町並みでも多くの人々を惹き付けています。
 
方丈の床 枯山水の初冬

宝徳寺、床もみじの風景
宝徳寺、床もみじの風景(2018.11.17撮影)

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